ヤケクソ脳内 
文化祭無事終わりましたー!
私のクラスはタピオカ作って販売だったんですが、12時から始めて15分には完売という結果になりました…
なんつー人気。むしろ興味本位な人が多いな、これは
2日間あって、1日は吹奏楽部の演奏と音楽部の合唱を聞いた後は部室で立て篭もってましたw
ゲームばっかしてたよ。反省なんかしてないさ!
協力プレイってめんどくさいですね…ユニホームがスーツ姿で本当に動きにくそうでしたw
2日は一応クラスの当番だったのでやったんですが、すぐ完売。
その後また部室に集まって絵を描いてました←
なので他のクラスのとか何一つ見てないという、ね
劇とか面白かったらしいのですが、そんなのに興味を持たずひたすらゲーム!ゲーム!でした。

検定やべえしか最近言ってませんが、マジでやばいです。
受かりたいけど今回は無理そう…でも全力でやるよ。キャプテンの格言とか思い出しながらな!

続きに前々から言ってた染岡←♀豪炎寺。切ないのを目指したら残念なことに…
ネタバレというか、世界が平和になったぜ!って感じで、普通に吹雪がいます。
女の子にする必要性はなかったんですけど、なぜか、ね…悪い癖です
あと吹雪くんも女の子。
つまり♀吹→染←♀豪、って感じ。マクロスっぽいのは仕方ない。
あと鬼道さんも女の子。ぜんぜん出番ないけどね!










更衣室を出てグラウンドに走る。
グラウンドには既に男子の大半がストレッチを行っていて、それに続いて集まってきた女子もストレッチを始めた。
後からきた鬼道とペアを組み、固い身体を解していくと短い笛が鳴り練習が始まった。


「よしっ、それじゃあやるぞ!」


円堂の声がグラウンドに響き、さらに皆の声も響いた。
まだきちんとしたメニューは決まってないらしく、皆適当にボールを蹴っている。
円堂とゴール前で話している鬼道に少し遠慮がちに声をかけた。


「どうした、豪炎寺」
「まだ指示が出ていなかったからみたいだから、今日は何をやるんだ?」
「二チームに分かれてやろうかって話してたんだ」
「二チーム?」


鬼道のかわりに円堂が答える。
どうやらディフェンスとオフェンスでチームを作り試合をやるらしい。
ディフェンスは点を入れられたら、オフェンスは点が入らなかったら負け。実にシンプルなものだった。
個々の実力もついてきた頃なので、きっといい練習が出来るはずだろう。
二人の意見に賛成し、ボールを蹴っている部員全員を集めた。
鬼道が今日の練習メニューを言い終えると直ぐに二つに分かれ打ち合わせを始める。
ディフェンスは円堂を中心に、オフェンスは鬼道を中心に。
今回はとにかく点を入れる作戦のようだ。
私と吹雪と染岡のスリートップであとの皆はバックアップ。けれどチャンスがあれば全員シュートを決めるように鬼道は言った。
私は鬼道の話を聞きながら少し視線を外し、染岡を見た。
そこには楽しそうに笑っている染岡と吹雪の二人がいて、直ぐに視線を鬼道に戻した。
何とも言えない感情が心に溢れる。
練習に集中するために、私は手をギュッと握り締めた。

全員が位置に着いたところで試合開始のホイッスルが鳴った。
真ん中に染岡、その両脇に私と吹雪。後ろには鬼道と一之瀬が見えた。
染岡が蹴ったボールがきて、一気に駆け上がり、ディフェンス陣の間を避けながら後ろにいる鬼道にボールを渡す。
鬼道に渡ったボールは綺麗な弧を描いて一之瀬に渡り、前にいた吹雪に。
そして、吹雪がエターナルブリザードを放った。
ディフェンス陣が食い止めようとボールに近づくが風圧に負け飛ばされる。
そんな中円堂は目を輝かせながら吹雪のボールを止めるためマジン・ザ・ハンドを繰り出す。
バンッ、と大きな音を立ててボールが当たり、止まった。


「おっしゃあ!止めたぞ!」
「もう少しだったんだけどなあ…」
「もう一回いくぞ!」


円堂の声にチーム全員が声を張り上げて答える。
ボールは円堂から壁山に渡り、試合が再開した。

勝負はオフェンス組が二点入れたところで終わった。
試合が終わると皆息を切らして、地面に座り込んでいた。ドリンクが配られ、それを勢い良く流し込む。
シュートは私と染岡と吹雪の全員が打った。けれど入ったのは染岡と吹雪の二人だけだった。
染岡のワイバーンクラッシュ、そして吹雪とのワイバーンブリザード。
私のシュートは、止められた。
調子が悪かったなどという言い訳は出来ない。もしこれが本当の試合だったら、次は無いのだ。


「おい、豪炎寺」
「染岡、か……どうかしたのか」


背後から声をかけてきたのは染岡で、私の隣に腰かけた。手には先ほど配られたドリンクが握られている。
一体、何の用だろうか。
さっきの試合のことでも言いにきたのだろうなと思った。


「大したことじゃないんだけどよ……」
「はっきり言え。気になるだろ」
「お前……具合でも悪いのか?」


少しの間を置いてから、染岡は私にそう言った。
どうして、と聞くまでもなかった。さっきの試合、私がシュートを決めていなかったからだ。
理由はよく分かっている。自分のことだから当たり前だ。
その理由が目の前の染岡だということを言えたらどれだけ楽か、と考える。けれど絶対に口にしない。してはいけない。できない。
何と言って誤魔化せばいいのだろうか。そう思いながら染岡から視線を外す。
すると何処からか染岡を呼ぶ声がした。
この声は、と思っている内にこちらに走ってくる足音が聞こえてくる。
見れば柔らかい髪を揺らしながら走ってくる吹雪が見えた。


「染岡くん!探したんだよ…」
「あ、ああ。少し豪炎寺に聞きたいことがあっから」
「何か、あったの?」


不安そうに染岡、そして私を交互に吹雪は見てきた。
どうしてこうも、罪悪感に似たような感覚になるのだろうか。
豪炎寺、と優しく声をかけてくる染岡に何でもないと短く答えた。
けど、と染岡は食い下がる。


「何でもない。本当だ」
「……本当か?」
「あ、の豪炎寺さん。調子が悪かったら休んだほうがいいよ?」
「……大丈夫だ。そんなに心配するな」


じゃあな、と片手を挙げて二人の脇を通り抜けた。
あれ以上あんなことを続けていても無駄なのは目に見えている。
二人の様子をちらりと横目で見てみた。
染岡は相変わらずこちらを見ていて、そんな染岡を吹雪は困ったような表情で見つめている。
そして、吹雪の手が染岡のユニホームを掴んでいた。

その日の練習が終わり、部員全員が家に帰る。
いつも全員一緒に帰るのだけれど、私は一人裏門に向かった。
夕香の様子を見に行くと理由もある。けれど本当は違う、気がする。
部活中の染岡と吹雪の姿がちらついた。何で思い出したんだろうか。もう意味が分からない。
ため息をつきながら裏門を抜けると見慣れた病院が直ぐに見えた。
中に入り、白く清潔感のある廊下を歩く。夕香の病室の前に立つと豪炎寺、と声をかけられた。
その声に驚きながら振り向けば、染岡がいた。
何でいるんだ。皆と一緒に帰ったんじゃないのか。そもそも、何で夕香の病室を知ってるんだ。いやそれよりどうして私がここにいることを知ってるんだ。
色々な考えが頭の中を駆け巡り、小さな声で無意識に染岡の名前を呟いていた。


「どうして……」
「お前が見えなかったから少し気になって、な」


そう言って視線を私から夕香の病室の扉に移る。
夕香と知り合っていたのかと聞けば入院中に、と小さな声で言った。
そうだったのか、と言おうと口を開けるとともに目の前にある扉が横に開き、腹部に小さな衝撃を受けた。


「お姉ちゃん!」
「ゆ、夕香!?」
「あ、染岡お兄ちゃんもだ!」
「久しぶりだな」
「うん!」


夕香に引っ張られながら病室に入る。
昨日と変わらず棚には花瓶と、ベッドにはずいぶん前に渡したくまのぬいぐるみが座っていた。
夕香に体調は大丈夫かと聞けばもう平気、と元気な声で言われた。
父さんも大丈夫だと言っていたけれど、それでも心配になってしまう。
横から過保護、と染岡に言われうるさい、と短く返した。

面会時間が終わるギリギリまで私と染岡は夕香と一緒に話し続け、病院を後にした。
帰る直前、夕香はまた来てねと染岡に向かって言い、染岡もまたなと手を振って応えていた。

帰り道は必然的に二人きりになった。
それが嫌なわけではない。むしろ嬉しいことなのだ。
染岡とこうして話すのは久しぶりだし、とても楽しい。あまり私は喋らない方だが嫌な沈黙も訪れることはなかった。
帰り道には河川敷を通っていく。川を流れる水が夕日に照らされて赤く光る。
それに見とれていると、横から染岡が私を呼んだ。


「なに?」
「本当に大丈夫か。体調とか……」
「……今日のことは気にしないでくれ」
「そ、そっか」


もちろんそれは嘘だけれど、言いわけ何てしたくない。したところで、今日のことが取り消しになるわけでもない。
そう思いながら足を動かす。
ざりっ、と地面を靴底から音がした。


もし、今日ミスをしたのが吹雪だったら染岡は同じようにこうやって帰っていただろうか。吹雪と、二人きりで。
きっと、そうだろう。染岡は少し不器用だけど、変なところで気がきくのだ。


「染岡」
「ん?」
「……ありがと、な」


【お礼なら言える】



   
 
 
 

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